亀崎(かめざき)城

2015年3月2日撮影


◆所在:

半田市亀崎町2丁目

 

◆交通:

半田市と高浜市を結ぶ衣浦大橋の西側にある交差点を南(半田市街方面)に向かい、亀崎1丁目の信号交差点を越えると道が二又に分かれる箇所がある。右手の脇道を入ってすぐに神前神社がるが、神社の裏山が城跡となる。車は神社前の駐車場に駐車が可能。

 

◆歴史:

緒川城主の水野信元が宮津城の新海氏を降した後、緒川城の支城として海上警戒のために築いた城で、配下の稲生政勝を城主として亀崎の地を治めさせた。

尾根の突端にあたる部分に城を築き、眼前に迫る海岸を見張り、さらには対岸の碧海地区まで見通す事も可能だったと思われる。

 

◆現在:

城跡は児童公園となっている。神前神社から登る事もできるが、亀崎小学校の側から坂を降りるように移動すると、各所に小学生が作ったと思われる看板が立っている。

 

城跡の前の坂は『お城坂』となっており、坂を登る途中には『次郎長峠』と言う看板が立っていた。

清水の次郎長が保下田の久六を討ち取った時に通った場所だと思うと感慨深い物がある。 


城跡の南側の高台から衣浦湾を撮影。

以前は手入れもされず木々が生い茂っていたが、2015年9月に仲秋の名月を愛でる観台が築かれ、高台の木々も取り払われて対岸まで見渡す事ができるようになった。


城跡碑の隣には看板も立てられている。