村木(むらき)砦

2015年2月2日撮影


◆所在:

東浦町森岡取手30

 

◆交通:

JR武豊線の尾張森岡駅から北へ約300m程の線路沿いに砦の跡地の一部である八劍神社がある。

県道50号線より入る道はあるが、神社参道に駐車しようとすると、道幅が狭いため大型車は困難なため、離れた場所に駐車スペースを確保する必要がある。

 

◆歴史:

戦国時代、今川義元は重原城を落とし、織田方の緒川城を攻略するために拠点として築いた砦。

当時、織田方だった寺本城が今川方に寝返り、鳴海城大高城戸部城なども今川方になっていたため、織田信長の居城である那古屋城と緒川城の間が塞がれた形となった。

 

緒川城を救うため出兵した織田信長だが、陸路での援軍をあきらめ、船を使って木田城に兵を集めた上で、寝返った寺本城の前を堂々と通り過ぎ、村木砦を急襲してこれを攻略した。

 

◆現在:

八劍神社に村木砦の戦いの様子が書かれた看板が立てられており、当時の縄張りも描かれている。

村木砦の戦いがあった当時は北側は要害、東側は大手で海岸線が目前まで入り込んでいたと言われているが、現在は埋め立てが進み当時の面影は残っていない。


村木砦の碑

碑のすぐ東側はJR武豊線が走っている。