延命寺

延命寺より100m程東にあるヲシロ公園

 

2016年2月8日撮影


◆別名:

 

◆所在:

大府市大東町

 

◆交通:

大東小学校の北西角から道をはさんで向かい側の路地を入った正面に延命寺がある。

 

◆歴史:

城館があった記述などはなく、推定地である。

 

延命寺は鎌倉時代に創建された古刹で、七堂伽藍を備えた大規模な寺院であったが、戦火により大部分が焼失した。

 

その後、享栄年間に再建され、戦国時代になると大脇城の梶川秀盛が田畠十九貫文目と山一ヶ所を天正11年(1583年)に寄進している。

梶川秀盛は緒川城の水野信元に属する豪族で、かつては700m程東にある横根城を支配していたが、信元の知多半島制圧に伴い成岩城へと移っている。

 

天正11年当時、梶川秀盛は織田信雄に属しており、小牧長久手の戦いを前にして秀吉方に対する砦をこの地に築いた可能性は高い。

 

◆現在:

延命寺から東に100m程行った所にヲシロ公園が有る。


延命寺文殊楼門

古文書によると、この楼門は天保7年(1836年)に起工し、同11年(1840年)に竣工したと伝わる。