城跡を東側から見ると、多少だが土地が高くなっている事が判る。
2015年2月16日撮影
◆所在:
半田市乙川若宮町
◆交通:
国道247号線を半田市街より衣浦大橋方面に進み、半田大橋を渡る。浜田町3丁目の信号交差点を北へ入り、JR線の踏切を超えると、乙川小学校が左に見えてくるが、その先の信号交差点の北西角にある個人宅近辺が城跡とされる。
◆歴史:
緒川城主である水野信元が知多半島統一に向けて侵攻を開始。稗田川対岸にあった榎本氏の平地城を攻め落とした後、信元によって築かれ、配下の稲生光春が在城したと伝わる。
◆現在:
個人宅となっており遺構は残されていないが、地面から多少小高くなっている事だけが城跡らしいと思わせる。周囲には稲生姓の方が多く住んでいるが、子孫かどうかなども不明である。